【書評】バビロンの大富豪!大昔の知恵は現代でも通じるのか!?
書籍紹介
著書ジョージ・S・クレイソンが1926年にバビロン王国を舞台にした寓話シリーズをパンフレットの形で発行されたもの。
舞台は古代都市バビロン、そこでは現在も世界中で活用されている「富の基本原則」
が生まれた。あるときアルカドという国で一番裕福な男が、王様の命令で貧しい民たちにも「そなたのような富を得る方法を教えてやってくれ」と言われた。
アルカドは学びの神殿という公開討論のできる場を設け、
一週間、毎日一つずつ民に知恵を授けた。
その七つの知恵は現在でも使える最強の基本原則だという内容。
ワクワクしてきませんか?
簡単に言うと、とても昔のお金持ちが生み出し国を繁栄させた
「富の基本法則」が2020年の今でも活用できるだろう。
そんなことが本当にあり得るのか?
解説していきます。
本の目的
老若男女を問わず、ぜひ多くの方々にこうした「知恵」を知っていただき、それぞれの生活の中でそれらが活かされることになれば、本書を刊行した意義と喜びはいっそう増大することだろう。
適切な準備をして、適切な行動をして、適切な理解をし読んだ全員が成功してほしい。
そのやり方を七つの知恵と五つ黄金でわかるということ。
この記事を読んでわかること
- バビロン大富豪への教えの書評
- お金持ちになる考え方
- おすすめの自己啓発本
この記事を読んでほしい人
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バビロンの大富豪を読もうとしている方
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自己啓発本を読もうと思っている方
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何か自分を変えたい方
目次
【書評】バビロンの大富豪「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか。
アルカドが民に教えた「七つの知恵」
について解説していこう。
第一の知恵 まずはお金を増やすところから
アルカドは学びの神殿で第一の知恵を民に授けた。
財布に10枚のコインが入っているとする。そのとき絶対に使うのは9枚までで止めておけと言った。
民たちはそんなことかよと言った。
しかし、アルカドは「私が財産を作るためにはじめてやったことがこれです。」と言った。
不思議なことに稼いだ金の10分の9で生活しても今までと同じように生活が出来たと言うんです。特に困らない生活をしているだけではなく気づいたらお金が溜まっているという話だ。
お金のない人からはお金は逃げてゆく、お金を欲する人間にはお金が集まる。
目先の贅沢などにお金を使うのではなく、貯金して大切な物を買う。現代でも使える素晴らしい知恵だと思いました。
第二の知恵 趣味のお金と生活費をごっちゃにしてはダメ
2日目アルカドはまた知恵を授けてくれました。
「あなたが普段使っているお金は本当に必要経費なのか?」
そう尋ねてきたのです。
慣れてしまっているだけでよくよく見れば無駄な支出がたくさんあるんではないか?
とアルカドは考えていた。
例えコイン一枚を使うのにも、それが100%使う価値があるものでなければならない
というんです。
お金を使うときは予算を組むことが大事、生活必需品をそろえることはもちろんのこと支払える範囲で欲求をかなえることができるようになる。
くだらない欲求ではなく、しっかり予算を立て明確にした欲求をかなえるべきである。
一番大事な欲求が叶えられるよう支出のための予算を組むことです
これを聞いて僕は納得しました。お金をタダ貯めるだけではなく、普段の無駄使いを無意識のうちに減らせている。
この知恵は現在でも使える節約&貯金法だと思いました。
本当に欲しいものを買うときは計画的に買おう。
第三の知恵 お金は使うものじゃない増やすもの
アルカドは言った。「どうですか? 皆さんの財布がふくらんできたでしょう。」
次はそのお金をどう増やすかがテーマとなった。
お金を働かせる=投資だ。
例えとしてはあまりよくないがみなさんは漫画「ウシジマくん」をご存じだろうか?
闇金の話だ。
お金を持っているだけではお金は増えない。
人にお金を貸す→返すときに利子を付けて返してくれる→お金が増える
簡単に説明するとこういうことだ。
金の流れを作ることが大事だ、今の日本人は時給換算で考えることが多い。
1時間=1000円 自分の1時間を1,000円で売っている。
しかしこの考え方では億万長者にはなれない。
1時間=1000円のアルバイトをするのではなく、1時間=1000円の金の流れを作ること(何もしなくてもお金が入ってくる流れ)が必要なんです。
長期的にみたらどっちがお金持ちになれるかわかりますよね。目先のお金ではなく時間をかけてお金の流れを作る働きをしましょう。
僕のやっているブログもある意味そうです。たくさんの方に見ていただけるようになれば、収入を得ることができる。その収入は半永久的に自動でお金を作り出してくれます。最近ではブログのアフィリエイトもそうですが、YouTubeやインスタグラムでもそういったお金の稼ぎ方が増えていきます。あなたもはじめてみてはどうでしょう。
第四の知恵 大事なお金はしっかり持っておこう
4日目のテーマ。「災難は人々の暮らしを脅かす存在です。財布の中のお金をしっかり守らないと失っていきます。お金を守る方法を教えましょう。」
先ほど話した、投資をしお金の流れを作ってお金を増やせという話だが、中にはあやしい投資の話を持ち掛けてくる人がいる。そういう人にだまされたら、たちまちお金は失われる。
- 融資をする前に、相手の返済能力と返済についての評判を知っておこう。
- 経験を積んだ人に助言を求める。自分一人で決めない。
この2点が大事だというのだ。
甘い誘いには乗らず自分のお金をしっかり守りましょう。
第五の知恵 自分の家を持とう
五日目アルカドは
自分の庭に実った無花果や葡萄を食べることは、人間として喜びとするところです。自分自身の住まいを持ち、誇りをもって手入れできる庭を獲得することで、人は自信を持ち、何をするにしてもいっそう努力するようになります。
と言った。
家を建てることに、金貸しは喜んで金を貸すだろう。家ができてしまえば、家賃を払っていたのと同じ、定期的にお金を返していくだけだ。自分の家を持て。
これは現代でもいえることだ。持ち家を持っていれば怖くない。住むところには一生困らないのだ。ローンを組むことと家賃を払う事、額の差はあるかもしれないがやっていることは同じ。
なのに今の人は家を建てない。家を建てれば、いつか家賃という名のローンを払わない生活がまっているのにもかかわらず。
第六の知恵 家族のために今から貯金しろ
六日目アルカドは「将来に向けて所得を用意しておくこと」「あなたが死んでも家族が快適な生活を過ごせるよう準備しておくこと」この二点を民に授けた。
資金に余裕が出てきた人間はこういう先の事に備えるべしということ。
とても大事なことですね。もし周りが失敗しても蓄えておけば救うことできる。
富を得て、余裕ができたらやりましょう。
第七の知恵 しっかりと目標を決めてそのために自分を高めろ
最終日アルカドはこういって講義を始めた。
七つある知恵の中で最も肝心だという。人間は常に変化し前進しています。
人は誰でも自らの技量を高め、相手の求めによりよく答えようとするもの。
強く望む、そのための努力は怠らない。自分の能力が開発する。そうすれば成功はやってくるだろうという事だ。
僕も今やっていることをあきらめずに努力し能力を高めようと思いました。
以上七つの知恵を実行すれば、あなたは豊かな財産が築けるというのだ。
金貨の袋か知恵の言葉が刻まれた粘土板か
「金貨の入った袋か知恵の言葉が入った粘土板か一つ選べと言われたら、どちらを選びますか?」と老カラバブは言った。
ほとんどの人が金貨の入った袋を選ぶ。しかしそれは不正解だ。お金はいつかなくなるがお金を稼ぐための知恵はなくならないからだ。
この質問をしたあと老カラバブは「ではそなたたちには五つの黄金法則の話をしてやろう」と言った。
五つの黄金法則
五つの黄金法則を守ればあなたにも富が得れるというもの。
簡単に説明しますね。
一、稼いだお金の十分の一を貯金すればお金は増えます。
二、貯めたお金で、お金を作る流れを作ろう。
三、お金の扱いに慣れた人に相談しよう。そうすれば、失敗しないよ。
四、よくわからない仕事は、お金の扱いに慣れた人が認めたものではないと
失敗するよ。
五、うまい話にはちゃんと裏がある。その話に乗ったらあなたは失敗するよ。
五つの黄金法則を簡単に説明すると以上の通りになります。
あたりまえのことですが、大事なことですね。
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まとめ
現代でも通じる最強の知識だ
大昔の粘土板に書いてあることが現代でも通用するものだは思いませんでした。
読んで見て本当に参考になる部分が多かった。お金を持っている奴がお金持ちなのではない。お金を稼ぐ方法を持っている奴がお金持ちなんだ。
よくTwitterなどでやっているリツイートしたら100万円プレゼント的なつぶやきを見る。
しかしそれで手に入れた100万円のほとんどはすぐに消え、意味をなさなくなると私は思う。ちゃんとお金を増やす方法を考えなくてはいけないのだ。
「バビロンの法則」気になった方はぜひ読んで見てください
活字にあまり慣れていない方は漫画版もあるのでぜひ読んで見てください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまた。